ぎっくり腰とは

ぎっくり腰とは、正式な病名があり「急性腰痛」といいます。腰回りの筋肉が急激に緊張してしまうことで腰に感じる激しい痛みです。人によって感じる痛みの程度は異なりますが、通常の腰痛が筋肉の張り(強さの程度は様々)であるのに対して、ぎっくり腰は筋肉がこむら返りのように痙攣するほど緊張している状態をいいます。


ぎっくり腰の原因は

ぎっくり腰になる原因は、さまざまな要素が重なりあって起こるといわれています。例えば、姿勢の歪み、疲れ、運動不足、睡眠不足、ストレス、自律神経・ホルモンバランスの乱れといったものが重なり、腰の筋肉が急激に緊張してしまうことで起こると考えられています。

また、普段から腰痛がない人は、ぎっくり腰になるのは稀だといわれます。逆に普段から腰に負担をかけたり、腰の疲労が抜けていない状態だと、ぎっくり腰を起こす可能性が高いといえます。


ぎっくり腰の根本治癒

ぎっくり腰になってしまった場合、まずは安静に保存治癒をすすめます。患部に熱を持っていることがあれば、湿布や冷水などで患部を冷やすようにします。ストレッチやマッサージは症状を悪化させる可能性があるので控えるようにします。

ぎっくり腰は、通常2〜3週間で症状が改善するといわれています。筋肉の緊張が徐々にほぐれ、時間が経つにつれ普段の動きができるようになります。しかし、症状によっては1ヶ月以上経ってもまだ腰に痛みが残っている場合があります。

原因はさまざまですが、体の歪みや疲労が蓄積し過ぎてしまい、自己治癒力だけでは回復が見込みづらい場合もあります。そのまま慢性的な腰痛にならないために、日頃から身体の動かし方や姿勢に気をつけるのが大切です。